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アニメや漫画の企画ができる立場にいる人が良く言われるセリフが「これアニメにして面白くしてよ」とか「漫画にしたら面白くなるんでしょ」という言葉です。
結論からいうと、アニメにしたら面白くなるわけではありません。
漫画にしたら面白くなるわけではありません。
面白いものをアニメにしているから、面白く感じるんです。
面白いものを漫画にしているから、面白いんです。
ここ、大事なことなので覚えておいてください。
■まずは面白さを作り込む
世の中、小説が原作で、その後漫画になり、最後にアニメ化になる、というルートを取る作品は多いです。
最近では、ネット小説で人気になり、その後コミカライズ(漫画になる)され、人気が出たらアニメになる、という作品が多々あります。
これらのアニメはなぜ面白いのかというと、そもそも面白い作品が選ばれているので、面白くならないわけがないのです。
少なくとも、小説の時にファンがたくさんおり、そのファンにとっては面白いことは明白なのでアニメにしたらさらに多くの人にリーチして、面白いと感じる人が増える、というだけです。
元々が面白いので、見てくれる人が増えれば面白いと感じてくれる人が増えている、というだけなのです。
原作を面白い、と感じる人が少ない作品をアニメ化しても受けない可能性が高いです。
そもそも作品として面白い可能性が低いからです。
では、面白いかどうかを判断するにはどうしたらいいのかというと、継続して応援してくれる人が一定数いるかどうかで判断するのをオススメします。
いまだと、Webの小説投稿サイトに投稿するでも良いし、twitterとかで1コママンガを投稿するとかでもいいでしょう。
音楽ならミュージックビデオにしてニコニコ動画やYoutubeに投稿してみましょう。
そして、自分でできる限りの宣伝活動をして、その結果を見るのが一番です。
面白い、とか、いいものだ、と判断してくれる人がいると「応援」してくれるようになります。
「応援」というのはファンの人が受け身の状態から、攻めの状態になり、コンテンツを広げてくれる状態になった、ということです。
応援が増えるとそこからファンは徐々に増えていきます。
この「応援」の状態をチェックすることで面白いかどうかを判断することをオススメします。
応援によってじわじわファンが増えているのであれば「これからも成長する面白いコンテンツ」と見ておくとよいでしょう。
■面白くなったら横展開をする
「応援」が増えてくると「面白くなっている」と見なして良いでしょう。
このときが横展開をするべき時です。
漫画にしたり、アニメの企画にしたりしましょう。
漫画ですが、自分たちで漫画家さんを探してお金を払って書いてもらう、ということも可能でしょうし、雑誌に持ち込むなども可能です。
Web小説関係だと、人気が出てくると出版社から声がかかることも多いので、コミカライズなども出版社が手配してくれることもあります。
もちろん、自分たちで漫画にしたり、動画にしたりして展開している人もいます。
自分たちで展開してから出版社に持ち込む、ということをやっている人もいますし、実際それで売れている人もいます。
出版関係についてはまた別の記事で書きますが、こちらも色々や利用はあります。
アニメの企画に関しても別の記事で色々書いていきます。
■まずは、アニメや漫画にしたら面白くなる!という勘違いを捨てるところから
あえてもう一度言いますが、まずは、アニメ化したら面白くなる、とか漫画にしたら面白くなる!という勘違いを捨ててしまいましょう。
最初に「面白いものを作る」ことが必須です。
地方自治体ではこれまでけっこうな数のアニメが作られたりしていますが、ほとんどが目立たずに終わっています。
なぜなら「面白い」が作り込まれていないからです。
「応援」をしてもらえて広がる状態を作りきっていない状態だからです。
アニメ化や漫画を作ることを目指すことは大事です。
だからこそ、アニメや漫画にするために面白い!を作り込んでいってください。